ささやま冒険教育

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Sasayama Adventure Project

Dr.46 思い込み打破

絶こうちょう時代にも「リミッターを外せ」と生徒たちに「自分(達)には無理という思い込み(限界)を打ち破ろう」と呼びかけて来たが、冒険教育でも参加者に一見無理そうな課題を投げかけ、知恵の出し合いや持てる力の結集によりその無理課題を打ち破るよう指導している。日常生活に帰ってからこの時の冒険体験を思い出してもらい、一見無理そうに見える人生課題をクリアしていってほしい思うからだ。この感動を強くしてもらうためには、最初本当に自分たちには不可能だと感じる課題で、でも知恵や勇気を出してやっているうちに何とかクリアできるというアクティビティ(活動・課題)をどれだけ用意できるかということが勝負だ。中でもファシリテーター自身が「(勢いで言ってしまったがードクターにはよくあることだが)さすがにこれは無理やろ」という課題がクリアできた時、ファシリテーター自身の驚きと喜びは大きく、その興奮は敏感に参加者に伝わりその感動は忘れがたいほど大きくなる。昨日も雨の中ウォール(壁越え)に中学校1年生を案内した。雨の降る滑りやすい条件でしかも時間制約もある中での挑戦だった。そんな中それまで下で支え役になっていた屈強男子を上げようということになったが、その男子を支えることができそうな体格の男子がその場には1名しかいなかった。その子にしても一人で屈強男子(体重もそこそこある)を支えることはできそうにない。その時グループの女子の中ではしっかりした体格だが一般的には普通の体形という女子が支え役を申し出、もう一人の男子と肩を出し合い、その屈強男子を上げようとした。指導していたドクターはこの女子生徒では無理だろうと思ったが、万一の場合にはいつでも手助けできる態勢でグループの活動を見守った。ところが何と他のメンバーの助けもあってその女子生徒は屈強男子を肩に載せて立ち上がった。そしてその屈強男子が壁を越えた時、グループの中に大きな歓声と感動が生まれた。一番感動したのはこのやり方では無理と思っていたドクター自身だったかもしれない。また思い込みを打ち破る大切さを子供たちに教えてもらった。

☆最初は雨の中室内でワイワイとやってたが、その内ネタも集中力も切れかけてきて、濡れてもいいから雨の中へ行こうということになった。

 

 

☆カッパを着てシーソーなんどやってましたが最後にウォールに挑戦、そこで上述のような感動的なシーンを体験して、やりきった感情と破れたカッパを着て集合場所に戻る参加者。思い込み打破感動の壁のぼりシーンは、ドクターもいっぱいいっぱいで安全確保してたためありません。残念です。

 

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