ささやま冒険教育

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Dr.226 偶然の力(12月22日)

10年ほど前に冒険教育施設を作られたK大学堺キャンパスに施設の見学と施設運営の様子を聴きに行った。冒険施設設置から関わってこられた人間健康学部のY田教授にお話をお聞きすることができた。現在では1年生全員を18ほどのグループに分けて年間15回(1回90分)の授業を受けさせたり、ゼミ生が冒険教育を指導したり、地元の子どもや大人の団体が使ったり、教員の研修なども行われているようだ。何より学生たちの心が開かれ(オープンマインド)、仲間の中にコミュニティが作られ、それを土台に学生たちが地域や外に向かっていろんな企画や行動(子ども食堂や避難所運営など)を始めるようになるのが大きな成果だとおっしゃっる。高校跡地を使って大学の新キャンパスを作る時のお話も伺ったが、そこにはY田教授の熱い思いはもちろんだが数々の幸運(偶然の力)が重なった結果のように思われた。敷地内に施設管理上地上に大きな建物が建てられない用地があったり、大学新設の予算が限られていたり(十二分の予算があればトレーニングジムなど別のものが作られていたかもしれなかったという)、関西にこうした施設を持った大学がなかったため宣伝効果が大きかったこと等も幸いしたようだ。ドクターが嬉野台にHAPの施設を作った時にも、たまたまその時の上司に県教委の予算に発言権を持った教育に理解のある方がおられたり、事務方も協力的な人事構成であったことなどが幸いした。このように何か物事が成る時には、当事者の熱い心は必須だがそれ以外にも神の力というのか偶然の大きな力が働く。関係者はこのことをよく理解し感謝の心を持つことと自力への過信を戒める心を持たなければならない。こんなことは人間力あふれるY田先生はとっくにご存知だろうがすぐ調子に乗るドクターには厳重に言っておく必要がある。

☆関西で初の本格的な屋外冒険施設を持つK大学堺キャンパス。

 

☆偶然の力を活かす熱いハートを持ったたこやき&Y田教授&ドクター(ちゃっかり偶然力を活かして人生を歩む勇士に紛れ込んでしまいました)。

 

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