Dr.2116 無事(11月12日)
「無事」という言葉は平穏に問題なくという意味だと思うが、本当に何もないという意味で、人がこの世に生まれてきた状態を指し、だから「もっと何かが欲しい」「もっと何かを守らなければならない」という欲ある考えに警鐘を鳴らす意味で使うと学んだ。
もともと生まれてきた時は何もなく裸一貫の状態と考えれば、何かにしがみつかなくても、何もない状態に戻るだけだから、いろんなものを無くすのに必要以上に畏れなくても良い。
いろんな悩みも、何かを守ろうとする何かを維持しようというところから起こるもので、それにとらわれなければ、も少し楽に生きられるという考えも一定は理解できる。
なかなか、「何もない状態でよし」という域には達せられないが、何も持たずに生まれて来たのも事実なので、過剰にしがみつかなければ、より楽には生きられると思う。
これから起こるいろんなことを受け入れ、維持や持つことに汲々とせず、生きてる間はお気楽に陽気に生きて行きたい。ただこの生き方も出来れば、ということで、こだわり過ぎるのも良くない。結局、日々を流れとご縁に任せ、やる流れになったことを自然体で自分が良いと思うやり方でやっていくといういつもの生き方、考え方に戻って行くのですが。
☆ウチの庭から見えるちょっと色づいた山。ウチの家も元は野原でした。あんまり何事にも拘り過ぎずに、たんたん(丹後)とまいりましょう。