Dr.1603 禍福は糾える縄の如し(4月30日)
昔から「塞翁が馬」とか、「禍福は糾える縄の如し」とか言われるが、本当に悪いと思っていたことが、後になって良いことに繋がったり、良いと思っていたことがしんどいことに繋がったりすることは人生において何度かある。
昨日、お別れを言いに行ったコンビニ店長とは、以前近くの学校で校長をしていた時に、生徒が問題を起こして謝りに行ったのがご縁で、親しくなって、以降も生徒を見守って頂いたり、ドクターの勤務が変わってからも、時々コンビニに立ち寄ってお話をさせてもらったりする仲だ。
渦中の時には、何度かコンビニの裏の狭い従業員のいるスペースで謝ったり、事後策を話し合ったりしたことが思い出される。何度か会っているうちに、気が合う性格ということもあったのか、仲良くさせてもらう仲となった。文字通り「災い転じて福となす」だ。
せっかく親しくなって、時折交わす言葉から元気を頂いていたが、この度、年齢的な事もあり、その店の経営は他の方に譲って、ご自分はもう一つのコンビニ経営を中心に、少しはゆっくりしたいとのことだった。
別れ際に握手をしたが、本当に気の合う方だった。これだけ気が合う方はそんなにはいない。そのご縁が生徒の起こしたトラブルだったというのも、ご縁を感じる。子どもたちは完ぺきではないので、時に失敗もするけど、それを全否定ではなく、以後の成長のきっかけにしてほしいというのも、共通した思いだった。
お別れは寂しいが、またお出会い出来ることを楽しみに、自分の歩みを進めたい。明るく元気に。
☆ご縁で出会ったコンビニ店長と。人生は本当に面白い、油断はできませんけど。