Dr.1483 無意識が効く(12月18日)
これまでの教員生活でも、子どもたちに響くのはこちらが狙ったことでないことが多い。卒業後に会っても、こちらがこれはがんばってやった、この子にはいろいろしてやったと思う子は、そんなことは忘れてしまっていて、「先生あの時はお世話になりました」「あのことはよく覚えています」みたいに言ってくれるのは、こちらが忘れていることが多い。
こんな体験から、ねらったことは響かず、狙わず自然体で行った言動がインパクトを与えるという思いがある。
日々の言動でも、自然体でやっていることが評価されたりすることが多い。こうなると、どんな影響を与えるか熟慮して行動しなければならないとか、貢献しなければならないとか、頑張っているところを見せなければならない等とか気合を入れ過ぎず、自然体で過ごすのが良いような気がする。
自然体で過ごしていても、意図せず肯定的な評価を頂く場合もあれば、思いがけずマイナスの言葉を頂くときもある。他人の評価に一喜一憂しないというのは、最近思っていることだが、それに加えて構え過ぎず自然体で行動することが良いように思う。
もちろん、何も考えないで行動しろと言うことではなく、その時最善と思う言行をするようには心がけるのだが、それが誰には喜ばれるだろう等と肯定的評価をあてにせずいることが大事と言うことだ。自然体で生きても周囲に心を配り、周囲の人のために動く自分を信頼し、考え過ぎないで、たんたんとできれば機嫌よく生きて行こうということです。
☆青春時代を過ごした高校を訪れて。あれから随分年月が過ぎたが、少しは生き方・考え方は進歩したのかしらん。自然体で生きて行く、あんまり変わっていないような気もします。