Dr.1288 自立する力(6月9日)
保護者の声を聞くと、学校生活が楽しいのは勿論嬉しいが、学校を出た後の人生を生き抜く力を付けてほしいという願いが多い。
当然の願いだと思う。難しいのは、どんな力があれば自立していけるかだ。人により環境により諸条件がいろいろあるので、一概には言えない。
大きな方向としては、身辺自立、稼いでいく力、人と関わる力だろうか。一般的には、思考力・判断力・表現力・人間性などと言われるが、大まかにはそうだろうが、厳密にどんな力がどこまでないと自立できないかとなると簡単には決められない。
ドクターの場合なども、思考力は適当だし、判断は優柔で人の意見に影響されやすく、人間性は割と自信あるが、こんなことを公然と言える程度では大したことないのかもしれない。人から人間性は大したことないと言われても、自分ではこれで結構満足していますとは言える。
結果として、大した自立に向けた力は無くても、いろんなご縁や流れや関わってくださる人々に助けられて、ここまでは生きてこられた。
自分のことはともかく、子どもたちの自立に向けた力をどう伸ばすのか。特に生きにくい子の自立をどう支援するのか、重要なことだと思う。
まだまだ結論は出ていないが、自分のことを好きでいること、機嫌よく毎日を送れること、周囲の人に感謝して周りの人に暖かさや笑顔を届けることの大切さを理解する力は付けてほしい。そういう力が付くように自分の出来ることを自分も機嫌よく周りに笑顔と一緒に届けたいと思っています。
皆さん、今日もボチボチ行きましょう。
☆市の善行者表彰式。受賞者の皆さんの笑顔を届ける力はすごいと思います。