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Dr.1212 無年齢の生き方(3月8日)

 お元気な90歳にお目にかかった。83歳で干し芋づくりを始められ、7年間市内の保育所園児に干し芋をプレゼント頂いている農場(会社組織にされて、米や野菜づくりは勿論、イチゴハウスや干し芋工場などを経営されている)の創立者だ。干し芋のお礼とお孫さん(かつての教え子)に会いに工場にお伺いした時には、バリバリと干し芋づくり作業をされていた。春からは大型トラクターで毎日田畑を耕されるという。

 85歳で熱中症で倒れるまでは年齢を意識したことが無かったらしい。夢中で自分のやりたいこと(農業や会社経営など)に打ち込まれた。83歳で数千億の投資をして新しい事業(干し芋工場)を立ち上げるというのもすごい。

 私達(特に公務員)は、何歳で管理職になって、60歳で定年して、65歳で年金もらえるまでどこかで働いて、その後は成り行きで生きられるところまでボツボツなどと考えることが多い。そんな短期的な視点でなく、年齢を超えて(年齢のことは脇に置いておいて)自分のやりたいことに向かう姿勢は見習いたいし、そんな先輩がいることは励みになる。

 年齢や身体の衰えなども殊更意識しないと、却って悪影響がないのかもしれない。誰もがこの方のように生きられるわけではないが、こんな年齢を超えた先人が時々おられる。自分が同じように生きられるとは思えないが、一度は近視眼的な固定観念は取っ払って、柔軟に無理なく活き活きと行けるところまで生きたい。

 ☆干し芋工場で生き生きと働かれるOさんとお孫さんと。

  生き方を見直すいい刺激を頂きました。ありがとうございました。

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