Dr.1162 孤独に思う(1月13日)
孤独とどう付き合うかは難しいテーマだ。現役で仕事をしている時は、その前の学校時代も含めて一日中誰かと顔を合わせるので、全く一人で一日中過ごすということはない。
人と居ても心は寂しいということはあるだろうが、退職後の一人時間をどう過ごすかはさらに大きな問題。工夫しないと孤独にやられてしまう。
工夫の中には意識して人中に出て行く機会を見つけるということもあろうが、根本的には一人の時間をどう捉えるかと言う捉え方・考え方がキーになってくると思う。
一人でいる時間を「寂しく、惨め、耐えがたい」等と捉えると心がやられてしまう。孤独をマイナスだけでとらえず、(一人で生まれて一人で死んでいく)「人間の基本」と捉えたり、(人生の大部分を占める人間関係の問題に悩まなくても良い)「恵まれた時間」や(人生を振り返ったり学んだりお稽古したりできる)「豊かな時間」と捉えることが出来れば、生きやすくなる。
孤独との付き合い、簡単ではないが、ここはまたいつもの、孤独もよし、人と会うのも良し、とらわれず流れ来る時間の過ごし方の良い点に焦点を当てて与えられた今を元気に生きたい。
☆ある日踏切で出会った電車。圧倒的に電車の通らない時間の方が多いと思うが、時折は電車に遭遇する。遭遇しても良し、遭遇しなくても良し、夫々の良さに焦点を当てて行ける心の持ち方を修行したい。