Dr.1122 成長的マインドセット(12月1日)
とある研修で「成長的マインドセット」という言葉を学んだ。まだまだ理解は不十分だと思うが、要するに人(の知能)は可変的で変えられるという価値観で、教育(人を育てる)には必要な考え方だということだ、と思う。
これに対して、「固定的マインドセット」というのは、人の知能や能力は生まれながらに持っているもの(才能)によって決まるという考え方で、これでは努力のし甲斐がないことになる。
成長的マインドセットでは、「~できない」のではなく「まだ~できない」と考え、「Can I ~」(私は~できるだろうか)よりも「How can~」(どうしたら~できるだろうか)と考えることを大事にする。
そして、子どもには「あなたはすごいね」と(才能を)褒めるのではなく、「一生懸命取り組んだね」というようにプロセスを褒めることが大事と言う。
以上のような説明は分かるような気はするが、ドクター的には「人は努力によって伸びる部分と、生まれながらに持っている部分がある」と思っている。「努力できるかどうかも、生まれながらに持っている資質による部分も大きい」とも思う。だから頑張らなくて良いということではなく、自分の持っているものを大事に使う人生が良いと考えるのだ。
持っているものの大小を人と比べて、ひがんだり偉そうにするのではなく、持たされたもの(持って生まれて来たモノ)に感謝してそれを存分に活かす生き方をしたい、持たされたモノの中には運や宿命やご縁や流れも入っていると考える。
「成長的マインドセット」教育観からは外れるかもしれないが、「努力すれば何でもできる」と考えるのはしんどい。今できていないのは、努力が足りないからだという思いにとらわれたらしんどい。「できるできないを意識し過ぎず」自然に生かされていることに感謝しながら、できることややる羽目になったことを精一杯(でも頑張り過ぎないで)やって生を全うする、これで十分だし、これしかない。いつもの結論になってしまいましたね。これでは成長的でないか。
☆学校安全パトカーに乗るドクター、連行されているのではありません。「何で乗っているのか」、努力とか意図とかよりも流れと言う方が合っているように思います。載せてくださった方、こんな時間があるコト等には感謝しております。