Dr.1027 認知症を考える(8月10日)
市民センターであった「ぼけますから、よろしくお願いします。」という認知症の映画を見た。
映画監督でもある娘さんが自分の両親の姿をカメラで撮ったドキュメンタリーだというから、リアルで身に染みた。
ドクターももの忘れが心配で、核酸サプリを飲んでるほどだ。毎日やってる足し算や引き算の計算ドリル(サプリのおまけ)の速度は上がっているが、これは物忘れ改善と言うよりは、計算に慣れて来たからのような気がする。
そんなこともあって関心があり映画を見たが、最初は老夫婦ともに余裕も笑いも夫々の個性もあって何とかなるのかもと思われたが、後半認知症が進んで、けど自分の存在意義に対する疑念は強まって(さらに進めばそんなことも考えられなくなるのだろうか)自他と格闘する場面は見てるのもつらかった。
自分としては、何とか最後まで自活できるように、頭や身体や経済的な条件などは整えたいとは思うが、思惑通り行くとは限らない。自活と言っても、今でもそうだが、多くの人のお世話になっている。今は少しは恩返しも出来てると思うが、そのうち世話になりっぱなしになる状態が来る。
未来は予測できない面も多く、流れに任すしかないとは思うが、今のうちに出来ることや、人のために出来ることはできるだけしておこう。
しんどい映画ではあったが、考えることは多かった。最後まで上機嫌で生きたいが、難しいのだろうか。
☆市民センターであった「ぼけますから、よろしくお願いします。」という映画の上映会。皆さん関心があるのか、結構見に来られていた。

