ささやま冒険教育

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丹後まさとしの絶こうちょう日記

Dr.782 満足感と感謝(9月26日)

昨日の嬉野台生涯教育センターでの冒険指導は満足感のあるものだった。1日中雨の中、体育館での活動とはなったが、担当した小学校5年生も元気があったし、引率の校長先生をはじめとする先生方も冒険教育に理解のある方で私達ファシリテーターもやりやすかった。指導者仲間も気心が知れて気持ちよくできた。センターの担当者も熱心な方で指導後の振り返りも意義ある時間に感じた。何より帰りのバスを見送った時、担当した子どもたちが「ドクター」と言いながら窓から手を振ってくれたのが嬉しかった。こんなことがあると今年で一区切りをつけようと思っている冒険指導ももっとやりたくなる。ただこの「欲」には気を付けなければならない。「欲」はエネルギーにもなるがストレスにもなる。「もっともっと」と際限がなくなるからだ。定年後生活の充実に必要・有効と言われる、お金や健康や用事、肩書や役職、友人や関係する団体等にしても多い方が良いと欲張ると、昨日のブログではないが多忙やストレスに疲れてしまい「全く用事や役割が無い方が良い」等と極端なことを望んでしまう。流れとご縁でやってきた現在の用事や人付き合い等が少なくても良いじゃないですか、今ある回数や関係に満足と感謝ができれば。「もっともっと」という感覚は若い時(現役・第一の人生)には有効かもしれないが、第2の人生では問題が多い。それより今あるものに満足感謝できるかどうか、これが定年後人生充実の秘訣のように思う。今のところは。ただこの秘訣、あんまりあっさり掴んでしまったので今後どこまで持ち続けられるか心配な面もあるし、「今」に満足・感謝するにはどうしたら良いかという方法の研究もいる。これからの展開をお楽しみに。

 ☆昨日冒険指導した小学生の後ろ姿。校長先生からは、「前から撮ってもらってもいいですよ」と言ってもらったが、ここでも欲には気を付けないといけない。

Dr.781 勝手な時分(9月25日)

ここ2~3日はやることはあるし、用事の中にはやりがいやそれなりのストレスがあるものもあり充実しているはずだった。定年後生活充実の秘訣でも、「きょういく」(今日行くところがある)と「きょうよう」(今日用がある)が大事で、同じ用事でもそれなりにやりがいや責任、適度なストレスがあるものの方が良いと言われている。この説から言うと、ここ数日のドクター生活は充実の極みのはずだが、正直に言うなら「ちょっと面倒だなあ」と感じている。用事の中には自分から買って出たものもあり贅沢は言えないはずだが、いざその場になってみると毎日が日曜日、お気楽な方が良いのではと思ってしまう自分がいる。ここ数年の定年後生活で、毎日特にしなければならない用事がないことの面白無さについてしっかり体験したはずなのに、だから自分から用事を買って出たはずなのに、毎日用事がある立場になると、今度は「毎日がお気楽、ノーストレスが良い」と思ってしまう自分勝手さよ。これでは「用事が無くてもあっても、満足できない」ということになる。どうしようもない。こんな自分勝手な自分に愕然とするが、反省だけでは定年後絶こうちょう人生の秘訣にならない。この自分勝手さを乗り越える考え方を編み出さなければ。で、皆さんもうお気づきかもしれないが、結局は「流れ任せ」という結論になる。自分勝手な自分は認めながらも、最終的には自分を信頼して、何とか解決策を見出すだろうと信じ、ご縁と流れに任せて今日もやる流れになっていることをやって行くしかないか。

 ☆母が勧めてくれた布団に横たわる自分勝手なドクター。これも最初は自分はせんべい布団が好きだと言い張っていたが、母ご推薦のちょっとクッションのある布団に替えてみるとすこぶる寝心地が良い。用事があったらあったで「何も無い方が良い」と言い、無かったらなかったで「退屈だ」と言う。度し難い奴だ。

Dr.780 もう一つの人生(9月24日)

定年後人生の研究が続いている。子育てと社会貢献(仕事)等を中心課題とする第一の人生が50歳か60歳か65歳くらいで終わり、以降は自分のために生きる第2の人生が始まるという説も多い。第2の人生(もう一つの人生)は自分のためにあると言っても、社会や隣人に貢献し、人から感謝されることが生きがいにつながるという勧めもよくある。何はともあれ第2の人生では、いつ健康や寿命が終わってもおかしくない(そもそも長い人類の歴史の大部分は第一の人生で終わっていた)ので、その覚悟のもとにその日一日を如何に充実して過ごせるかを考えた方が良いとも説かれている。ドクターは、いつ人生が終わっても良い覚悟などはできていないが、一日を充実して絶こうちょう上機嫌に生き、そしてそういう毎日を天が終わりという日まで積み重ねていくしかないとは思っている。大事なのはその方策で、だからいろんな本を読んだり身近な人を参考にしたりして研究しているのだが、なかなか答えはみつからない。ある一瞬は見つけたように思い有頂天になるも、またしばらくたつと迷いがやってくる。その繰り返しでこれまでやって来たが、少しは真の答えに近づいているような気もする。万一その直感がはずれていたとしてもだんだん残り時間が短くなっていくのは間違いないので、最後は悟ろうと悟らまいと一巻の終わりだ。だんだん悟りに近づいているような感覚で終わりを迎えるのも悪くない。その悟りの内容については、その都度発信するつもりだし、今回もその一環のつもりだが、まだまだ右往左往で真の悟りには遠い。

 ☆秋のコスモス(宇宙)を見ながら、定年後のもう一つの人生の生き方について探求を続けるドクター。目下の答えは「宇宙や天の声(流れ)に従いたんたんと生きる」だが、これで合ってるのかなあ。

Dr.779 定年本(9月22日)

定年後生活研究家のドクター丹後としては、いろいろな「定年本」を読む。「60歳からの~」というタイトルの本も多い。定年後生活のためにどうすればいいのか、いろんな本に共通して書いてあるのが、①やりがいを持って生きろ、②年齢のことは忘れろ、③交友関係を広く持て、④生涯現役と考えろ、⑤何かを始めるのに遅すぎることはない、等だ。どれももっともだとは思うが、普通の人はそれができなくて困っている。「定年本」の著者には、大学教授や研究者、定年のない職業や講演等で食っている人が多いので、普通の会社や公務員等として定年を迎えた多くの人の現状と苦悩が分かっていらっしゃらない。「(本に書いてあることが)良いと思うならやればいい。できないのはやる気がないあなたが悪い」と言われそうだが、それでは「やろうとしても上手く出来ない」普通の人には身もふたもなく、参考にはならない。その点ドクターの主張は、「自然と成り行きに任せよう。流れによってやる羽目になったことを淡々とやっていけば時々は良いこともある」という誰にでも実践しやすい(というより、特にがんばらなくても「運」や「流れ」「天」や「神」を信頼していればいいだけというもの)だが、よおく考えるとこれも結局は何のアドバイスにもならないかもしれない。ドクターとしては結構いいと思うのだが。もっと分かりやすい表現を見つけたら、発表するのでお楽しみに。

 ☆「写真」や「俳句」を定年後の生きがいにする人もいるので、ドクターも撮ってみました。写真よりは「定年後研究」の方が自分には向いているか。

Dr.778 定年ぼっち(9月21日)

定年後の孤独を「定年ぼっち」と呼ぶらしい。このことが載っている本には、ドクターが前々回に書いたのに似たことが書かれていた(ドクターがこの本を真似して書いたのではない、多分)。会社には人生を充実する装置(役割)が備え付けられており、定年でそれを無くしてからは自分で人生充実(生きてて良かった、面白い人生だっとと思える感覚)の方策を探らなければならないというようなことが書かれていた。会社にある人生充実装置とは、①やりがい(会社の目的が自分の生きがいにもなる)、②人との交流、③ルーティン(決まった会議や打ち合わせ等で時間がつぶれるのと精神的な安定にもなるー何をやろうと悩まなくても良い)、④報酬(金銭的なものから人からの称賛まで)などである。定年でこれらのものが自動的についてきた会社と離れるのだから、自分でそれに代わるものを見つけなければならない。人との交流も現役時代は自然とあったので孤独を感じることはなかったが、定年後は意識的に自分で作らなければ孤独になる。孤独は悪いものではないと説く定年本もあるが、この本では定年孤独(定年ぼっち)は身体的にも病気リスクを高めると書かれていて焦る。ドクターの説く「流れや自然に任せた生き方」も著者は否定し、「そんな楽観論ではだめだ」と言う。ドクターの言う「流れ重視の生き方」は単なる楽観論ではなく、「流れを信じ、流れに従ってやる羽目になったことを全力(その時の環境で)でやれば、後は流れが導いてくれる」というものだと反論したくなるが、公式に反論するには本でも書かなければならない。ドクターが本を書く確率は0ではないが、それも流れ次第だ。今はいろんな本やこれまでの自分の体験を参考に、定年後充実策の実験を繰り返すしかないか。

 ☆お彼岸の日に「彼岸花」を見ながら、今日の面白い(絶こうちょうの)時間の過ごし方を考える(流れ次第ということも忘れないようにしながら)。

  • 丹後まさとしの絶こうちょう日記 ドクターのお気楽な毎日(~2020年4月)

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