Dr.2136 予定通り行かない(12月3日)
農作業では、天候や農作物の生育状況等もあり、作業が予定通り行かないことがある。この間も、黒豆の乾燥と脱粒をやろうと決めていた日(他の予定が空いていた日)に、いざ豆をこく(雑粒する)日になってというより、少し機会を動かし雑粒してみて、まだ水分が多いことが分かった。
事前に水分計で豆の水分含有量(乾燥度)は計っていたが、サンプル取り出しで計った為、全体は見えてなかった。やり始めると、水分が多く柔らかかったり、まだ赤みが残っている豆もあったりして、この状態で続けると、出荷できないマメが大量に出ると思って、作業を中止し、乾燥を続けることにした。
何時間乾燥を続けなければならないか分からないところまあるが、なんせ予定も詰まっているので、今度いつ豆がこけるかは分からない。豆がこけないと、次の豆を乾燥機に入れることが出来ない。
そんなことで予定は予定通り行かないが、仕方がない。予定通り行かないことも予定に入れて、予定を立てることが求められる。こういうことは、豆こき(雑粒作業)だけでなく、人生にもあるように思う。
予定通り行かなくてもジタバタせず、その時とれる策をやる(今回だったら、雑粒作業を止めて、乾燥を続ける)。世の中、一分一秒を争う訳ではない。予定通り行かなくて空いた時間にできたこともある(今回なら話をしたかった人と話が出来た等)。大らかに生きる等、今回の予定通り行かないことから、人生にも通じる生き方のヒントも頂いたように思う。教訓に感謝しながらも、ちょっと予定通り行かなくて残念な気持ちも残る小人のドクターでした。
☆皆様、予定通り行かないことがあっても気落ちせずボチボチ行きましょう。自分に言い聞かせてます。