ささやま冒険教育

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Dr.76 去る者は日日に疎し(7月4日)

久しぶりに三田西陵高校へ行って、「去る者は日日に疎し(さるものはひびにうとし:去った者の印象や思いでは急速に薄れていく意)」を実感した。「あっ前の校長や」という声や「元気か」と言えば「元気です」と返してくれるくらいはあったが、前校長が期待していた大勢の生徒に取り囲まれて口々に「会いたかったです」と声を掛けられるシーンはなかった。教職員も白々しく、積極的に話しかけてくれたのは現校長と再任用の先生だけだった。考えてみれば当たり前で、ドクターが校長だった時には自分中心に学校が回っていたという思い込みも出来たが、今はただの1部外者で、その人が自分の都合で学校に来たからと言って、生徒や教職員には関係のないことで、みんなそれぞれの生活に忙しいのだ。ここは潔く「自分なしでも学校は回っていて良かった」と思うようにしたい。また考えてみればこのことは学校だけでなくあらゆる場面に当てはまり、終わったことは終わったことで区切りをつけ、今の生活を大事にしながら前を向いて歩んで行くしかない。過去のことは思い出として時折思い出すには良いが、いつまでも引きずったり、間違っても過去の場に出しゃばったりしてはいけない。寂しく厳しい現実だが大事な教訓を得ることができた西陵訪問だった。さあ、明日の冒険指導の準備に取り掛かろう。

☆今朝は雨だが、雨の後には虹が出ることもある(自宅事務所の窓から目の前の山を見て)。

☆いろいろやっていれば、いろいろ出かけていれば、生きていれば、思いがけない嬉しさに出会えることもある(滅多に見られない月下美人の咲くのを見て)。

 

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