Dr.61 講師の学び(6月14日)
生涯学習や青少年野外活動を行っているNPO法人を立ち上げた知人から講師を頼まれ打ち合わせに行った。彼自身いろんな講座を主宰し人気の講師でもある。その彼が言うには「講師はいろんな人と話して、いろいろものを吸収してそれを講演で話す」ものらしい。講師自身が学び続けないと、講演で話す内容に深まりがないということだろう。私など底の浅い人間からも学ぼうという姿勢に感銘を受けた。こういう真摯な生き方をしている誠実な人の話が心を打つのだ。ドクターの講演に再依頼がない理由が分かった。同じような中身を思い付きで話していたのでは、深みも何もなく、もう一度聴きたいとは思わないのは当然だ。これからは自分もいろんな人やいろんな経験から学び続けようと一瞬決意し帰宅すると、巣作りをするツバメと目が合った。まずはこのツバメ達から学ぼうと観察を続けて「夫婦(多分つがいだが、たまには違うとおもしろいなー観察から学んだこと)仲良く巣作りをすることの大切さ(表面的には仲良く見えるが、ツバメの心のうちは違うかもしれない)」「朝よく働き、昼間はそれほどでもない(無理をしないで働く)」「去年の巣をちょっと手直しして、さも自分がはじめから作ったもののように振る舞う(他人のふんどしで相撲を取る)」等を学んだが、学び自体が自分の嫌らしさを表していてとても人様に話せるものではない。講師の学びは難しく、人気講師への道は遠い。
☆ドクター宅2階の軒下のツバメの巣とそれを作ったツバメ達。ここから講師の学びが始まる。
☆光のコントラストが美しい近所の風景。ここからも学べるか。