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Dr.1866 宿命(2月13日)

 今年の市民ミュージカルを2度観た。配役がA組とB組で違うので両方見なければ、違いが分からないということで今回初めて二日にわたって2回同じ演目のミュージカルを観た。

 今回の演目ノートルダム:ド:パリで描かれている世界は、いろいろなテーマが交錯するが、ドクター的には「宿命」というのが心に残った。自分の意思だけでなく、人生が自分が生まれる前から決まっている大きな意思によって展開していく(今回の舞台では翻弄されていく、といっても良いと思うが)。

 なかなかの悲劇だが、こういうこともあるのかと感じさせられた。ただ、宿命には「悲劇」だけでなく、明るい展開のものもあるとは思いたい。

 日頃から大きな流れとか、ご縁とか言っているドクターとしては、宿命のような大きな枠組みはあるようには思うが、それを悲劇だけと捉えず、自分の想像を超える思わぬ展開、それが必ずしも悪いものではないということもあると思いたい。

 何事にもプラスマイナス両面あるので、宿命にも勿論マイナスというのか悲しい面もあると思うし、今回の舞台ではそこしか見えなかったようにも思うが、作家は敢えて描かなかったかもしれないが、きっとプラスの面もあるはずだ。

 いづれにしても、「宿命」の大きさから言えば、誰もそこから逃れられないように思わされた。ただそれをマイナスだけにとらえず、その枠の中でも自分が出来る最善の営みはして行きたい。何も宿命は人を不幸にすることを目指している訳ではない。プラスマイナス、幸不幸を超えた大きな流れが宿命だと思うが、与えられた命、生かされている命を信じ、明るい面を見ながら生きて行きたい。

 それにしても今回の舞台は大きなテーマを与えてくれた。こんな大きなテーマを考えさせてくれた舞台を演技には素人の市民が演じる。すごいパワーです。これから少しづつ咀嚼しながらさらに宿命考えて行きたいと思います。

 ☆特に今回の舞台とは関係ありませんけど、こんな写真が残ってました。これもご縁でしょうか。

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